明日になったら

悲しいことを忘れるなら、嬉しいことも忘れなくっちゃ

3. 星に願いを

 

 

月に祈りを。

中村航の本のタイトルだ、大好きだ。

思い出した、突然それを。

 

 

生涯忘れられないだろうな

これからも忘れられないだろうな

って思ってる、毎日毎日思い出されて繰り返される、あの日の記憶が。楽しかった。甘かった、甘すぎだ。

 

あんな日もうこない、めちゃくちゃだった。今考えれば考えるほど意味がわからない、なんでああなっちゃったの。教えて、ねえねえ。

無意識で打つ文字が本心だと思う、だとしたら私の本心がこれだ。知りたくなかった。知ってしまった、その楽しさをその甘さを。

 

 

もうきっと誰も越えられないだろう、越えられないくらいの甘さだった。だけど辛さも相まって、綿菓子に七味みたいなそんな気持ち。文字からしてダサい。一言でおしゃれにまとめればそれは、ギルティーだ。

 

そして今日なんだよね、鳴り響いて欲しいのは携帯電話だけ、ラインの電話に五文字の漢字だけ。なんで今日バイトにしたの〜自分殴りたいボケナス〜って感じでしかない。いいんだ私のバイトの時間ツイッターに提示したから、したもんね。わかってね、気づいてねって。

 

でも、わざわざ23に俺あいつとデートなんだって、そんな私の気持ち伺う必要あった?日付いう必要あった?あの日のあのあれは何?ねえなになんなの、わかってる、振り返らない、こんなの、こんなの、こんなの、もっと酔った勢いでやってきてよ、ねえ絶対あれで遊ぶでしょうねえねえねえねえ メンヘラじゃないけど、やっぱり気になるし、またそれで遊んだら許せないよね、許したくないや

 

絶対この気持ちは私だけじゃない。ただこれも分かる、遊ばれてるのも分かるし、私自身もそれをわかってて遊んでてもなぜかずっと好きなのも自分自身で気づいてる。

もう絶対ないから、そうやって繰り返しながら、まだまだまだ終わってほしくないって、このまま永遠でいいって思ってる。ねえこのままずっとそういう関係でいいんじゃないの。